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寺社フェス 向源(こうげん)でお守り袋をつくりました!

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毎年GWあたりに行われている寺社フェス「向源」、あなたは知っていますか?
宗派や宗教を超えて、神道や仏教などを含めたさまざまな日本の伝統文化を体験できるイベントで、今年はなんと7年目の開催!
この「向源」という名前には、日本の暮らしと文化の根底に息づく「源」に触れ、自分自身の「源」に「向」きあう場をつくる、そんな想いが込められているんだそうですよ。
寺社フェスというと、ちょっと敬遠する方もいるかもしれないですが、とてもフラットで新しい視野が拡がるイベントで、私は4年くらい参加しています。
2017年のテーマは“かわりたい”。〜変わるきっかけ、変わらなくていいという気付きがあるかもしれません。〜
と公式サイトに書いてあったのですが…さて、参加した私がどんな心境になったのか!のレポートを今回はお伝えします。


お坊さんとつくる、あなただけのお守り


受けたのは「お守りづくり」ワークショップです。
実は友人に誘われて行ったので直前まで「お守り袋を縫う」のかな?と思っていたものの…、会場となるお堂に入ってみると全く違う内容でした。
参加者一人ひとりに日蓮宗のお坊さんがついてくれ、マンツーマンで「あなたの今の悩みやお願い事はなんですか?」と聞いてくれるのです。その対話の中で参加者はお願い事を決め、写経をする。その間にお坊さんがお願い事にピッタリの和柄(縁起柄)のお守り袋を選んできてくれるのです。
私は、自分の心身の健康や家族の話などをしたので、「年中安泰」と「家内安全」の2つになりました。私とお話してくださったお坊さんは、とても優しく例えがうまい方で、
「Q:仏教的に病気ってどう考えられているんでしょう?」
という私の問いに、
「A:人の中に善玉菌と悪玉菌のようなものがいると考えてもらうと分かりやすいです。どちらも必ずいるんですが、この悪玉菌が増えてしまうから病気になると言われています。お坊さんたちも修行して善玉菌を増やしているんです」
とのこと。
私たちは、良いか悪いかの思考で、身体の中をキレイなものでいっぱいにしなきゃと考えがちですが、そうではないんだな〜自分のままでいいんだな〜と心が楽になるお話でした。
しかも、スルスルと全ての話を「私の内面の話」に変換してくれるので、改めて「なんでそう思ったのだろう?」と自分を見る時間にもなる良い時間でした。

謎の文字、あらわる!


その後、心を落ち着けながら写経していると、紙に見慣れない赤い文字を見つけました。
第一画目の点がない『鬼』の字のムのところに、『叶』を書いた文字。これは日蓮宗でよく使う文字で、願望諸事(恋愛、結婚、仕事)に効果がある鬼字(きじ)というのだそうです。
そして、調べたところ、この鬼を使った文字、効能によって「合・色・学・宝」などたくさんの種類があるそうで、…日蓮宗、奥深いです。

また、この文字に関連してもう一つ豆知識を。(笑)
日蓮宗のお寺には「鬼子母神」をお祀りしているところが多いそうなのですが、なぜなのか気になってその理由を聞いてみたのです。
鬼子母神は、元々人々の子供を食べてしまうと恐れられていたインドの残虐な神様だったのですが、お釈迦さまに自分の子供を隠し戒められ、その嘆きから過ちを悟りお釈迦様に帰依し、子供と安産の守り神と仏法(法華経)の守護神となったのだそう。
なので、法華信仰・日蓮宗に属する方にとっては、守護神として重要な神として信仰されているんですって。そして、その表記の鬼には第一画目の点がない(角がない)んだそうですよ。
是非、今度日蓮宗のお寺に行くときは、「鬼子母神」の文字を見てみてください。
もしかしたら『鬼』の第一画目の点がない(角がない)文字をつかっているかもしれません!
良い神様になったから角がないのかも?と思ったらステキですね。
神様の中にも、善玉菌と悪玉菌はあるんだな…と思ってしまいました。

和柄の魅力


さて、お話を本筋に戻します。
お坊さんが私のお守り袋を選んできてくれました。
その和柄は、
●麻の葉(家内安全)
●青海波(年中安泰)
の二種でした。何個か意味はあるようなのですが、
【麻の葉】…①生命力が強い麻の葉は、模様のそのものに邪気をはらう力があるとされたため“魔除け”の意味があります。
【青海波】…①繰り返すその模様は、穏やかな波のように、いいことが“続く”という意味があります。②穏やかな波の様に、心を落ち着けてストレスをなくします。
あたりが、私のお願い事にピッタリの意味の柄です。

和文化が好きな私にとっては、和柄にますます興味がでるものでした!
最後は、芯となるものと、写経した紙と共に中にしまい完成。
そのお守りを手に包み、参加者全員で日蓮宗の加持祈祷をしていただきました。
なかなか聞けないお話を聞けた上に、お守り&加持祈祷という、なんとも贅沢な時間で心も身体も清められたような気分に!
「お守りは持っているだけでは願いは叶わない。本人がその目標に向けて頑張るのが大前提です。」という言葉もいただき、その通りだな〜と気分も引き締まり、古き文化から自分自身の「源」に「向」きあう新たな視点もいただける貴重な時間になりました。


そして今年「向源」は、10月には京都でも(初)開催されます!
興味のある方はチェックください!
http://kohgen.org/
本文中のPhoto by : kohgen.org
shoko watanabe

shoko watanabe について

デザイナー&プランナー

短大で映像デザインを学んだ後、グラフィックデザイナーとして経験を積む。大阪から東京へ活動の場を移すことをきっかけに、人とのつながり・場づくり・学びへの興味を深めるため、2013年からシブヤ大学で授業コーディネーターとして活動。和文化・街づくり・ものづくりなどのテーマでの授業づくりを展開。また2015年から、株式会社エモーヴに所属。「ワタシクリエイト」に出逢い、人生観が大きく変わる。現在は自分の幸せから周りも幸せになればいいなと、日々ワクワク活動中♪